社長からのメッセージ

経営理念のもと
～私の人生～

学生時代、無事大学を卒業して勤めたのが大手建築会社でした。自主的ですが朝7時には出勤して事務所の掃除、午後8時前に帰る事はほとんど無く、残業もつかず、強烈な縦社会でスタートしました。
でも、とても生き生きとして仕事が楽しかったです。サラリーマンを6年勤めた後、父が倒れ、家業のアパレルを継ぎました。同時にフランス料理店もやっていました。常に言われた事は、「おまえには無理」。建築からアパレル、アパレルから飲食は無理、つまり出来ないと言われ続けました。
なんとか店にすると、「おまえだから出来たんだ、でも器用貧乏だな」。
自分のやりたい事をやったわけで無く、常に不採算部門のリニューアルをやるように仕向けられていました。今になって思えば、これが宝だったのです。与えられた空間をどう使うか、お客様のニーズを発見する事に全力を使いました。その為にともかく勉強して身体を動かし現場に立ち頑張る、それが成功者のやってきた事と言われ、がむしゃらに頑張りました。
それである程度は上手く行ったのですが、手を休めると売り上げが落ちました。どうすれば良いか思い悩んだ時期が有りましたが、今ようやく答えが見つかったのです。
自分が頑張る、これは大切ですが、これではあくまで1馬力です、仲間の協力が必要です。しかも、私に良い情報をくれる友人が必要です。その為に何が必要か。全て自分が変わらなければ解決しない事に気づきました。
今までは、頑張ったけど上手く行かない理由を外に探していました。今のSNSの相手を批判する内容には、全てあなたが悪いという気持ちしか感じられません。そうなると悲劇が起こります。
ではどうすれば良いか。大きな法則に気づくべきです。
現実にいい人もいれば悪い人もいます。もし悪い人が現れたら、自分の中にその心が有るため引き寄せが起こっているんだと。自分が変われば引き寄せが変わります。そのことによって新しい事実に気づきます。
私が大切にしているのは、出来ない理由を探さない事。すぐ行動に移す。私に関係している全ての人と素晴らしい人間関係を持ち感謝し仲間を作る事。
会社には経営理念が最も大切です。
経営理念の中で一番大切な事。それは今している仕事が楽しくなることです。
昔ののれん分けには基準が有りました。自分の仕事が楽しくなり、その仕事で遊べるようになった時、親方は一人前と見なし、のれん分けをしたのです。勤続年数ではありません。
それに気づきには今ある仕事を一生懸命全力でする事。そこから本当に悩み、苦しんだ事から気づきのヒントが出てきます。
一人一人の心の中にしか解決する要素はありません。
黒船亭のスタッフがこの事に気づき、仕事が楽しくなったら、本当に良いサービスが出来る職場になると思っています。